トーキョーエイリアンブラザーズというドラマが7月23日から放送開始されるということで、予習として漫画を読んでいます。
今回は3巻後半のネタバレ感想なので、これで最後になります。
3巻完結ということで凄いコンパクトなお話でした。
それでいて、読後も結構満足感がありましたね。
宇宙人の兄弟が地球に来て、人間を知ろうとし、人間に悩む、人間を愛す。
シンプルな題材ですが、この作品のメッセージが私にはしっかり伝わってきました。
全巻読み終わって心が暖かくなったので、ドラマも見てみようと思います。
それでは3巻後半のネタバレと感想です。
Sponsored Links
トーキョーエイリアンブラザーズ3巻(後半)のネタバレ
16話 白猫冬ちゃん人情劇
猫として生活することになってしまった冬ノ介。
もともと住んでいた家でのんびりと過ごしていますが、家にいる他の犬や猫となかなかうまくいきません。
そんなところに、夏太郎がバイトから帰ってきました。
夏太郎は、冬ノ介や他の犬猫のためにいろいろ世話をしてくれます。
しかしやはり憂鬱な気分の冬ノ介は、夏太郎に「いつまでこの星にいんの?」と尋ねます。
「地球移住計画おじゃんになったし。もうこの星にいる意味にないっしょ。さっさと新天地に行こうよ。」
しかし夏太郎は飼っている犬猫が気がかりです。
「コイツラをどうしよう…。新天地への外来種の持ち込みは禁止だ。オレはもう少し準備がほしい…」
冬ノ介は、夏太郎が地球に親しみをもっていて新天地へ移住したくないことを、悟ります。
そして冬ノ介は、夏太郎に何も言わずに新天地に行こうとして、家を出ていきます。
しかし慣れない猫の姿では調子が狂います。車に轢かれそうになったり、他の猫に襲われたり。
そして冬ノ介は野良猫に負けてしまい、路地裏で倒れてしまいます。
しかしそこに女神降臨。
ハクルが冬ノ介を発見して介抱してくれたのでした。
ハクルは、助けた猫が冬ノ介であることにすぐ気づきます。
冬ノ介は、なんにも考えてないようで自分のことをわかってくれるハクルに気を許し、自分の正体などを教えます。
冬ノ介は淡々と新天地へ移住することを話しますが、ハクルは「えー、お兄さんとお別れしてないの?心配してない?だってあそこにほら。」
といって、冬ノ介を探している夏太郎やサークル仲間を指さします。
もう地球に居場所はないと思っていた冬ノ介は思わず感極まります。
そして夏太郎にジャンプして飛びつくのでした。
夏太郎は、サークルメンバーたちには「冬ノ介は世界旅行に行った。この猫は、冬ノ介に似ているので冬ノ介と名付けた。」と話します。
そして冬ノ介の家で、冬ノ介と夏太郎とサークルメンバーたちは、冬ノ介(猫)が見つかったお祝いとして宴会をするのでした。
Sponsored Links
17話茶の味
宴会も終わり、夏太郎は「お前の友達は本当にいいやつばかりだな。オレはお前が事故にあったんじゃないかと心配していたよ。」と冬ノ介に語りかけます。
しかし冬ノ介は「言っとくけど、兄ちゃん。僕、一人で新天地にいこうとしただけだし。」と本音の回答。
それを知った夏太郎は、「わかった!オレもあと1週間以内に」と冬ノ介に言います。
でも冬ノ介は、夏太郎が地球での生活をこのまま過ごしたいことをわかっています。
なので、「兄ちゃんはこのまま地球に残りなよ。兄ちゃんはもう大丈夫。オレは今夜中に出発するよ。」と夏太郎に伝えるのでした。
夏太郎も、冬ノ介の新天地への移住の意志が固いことを理解し、冬ノ介を送っていくことにします。
しかしやはり別れたくない二人。
宇宙船に向かう途中の道で、冬ノ介は「兄ちゃん!公園よろっか」と言います。
そして深夜の公園で、飼っている犬や猫とフリスビーを使って最後の夜を楽しみます。
そして公園で思いっきり遊んだ後、ついに新天地に出発する冬ノ介。
二人はお互いこれからの無事を祈り、お別れするのでした。
家に帰宅し、夏太郎は冬ノ介が家に残していった箱を明けてみます。
その中には、二人で世界旅行をした時の写真が入っていました。
夏太郎は、冬ノ介とのいろいろな思い出を思い出しながら、冬ノ介が無事に新天地につくことを祈るのでした。
Sponsored Links
最終話 再び兄弟現る
冬ノ介が地球を出発してから1ヶ月が立ちました。
夏太郎は、相変わらず駄菓子屋に来る小学生たちと遊んでいます。
ずっと乗れなかった自転車に乗れるようになって祝福してもらう夏太郎。どんどん地球に馴染んで普通の成人男性になっていきます。
駄菓子屋のおばちゃんも「いろいろ経験しなさい。生きてる限り日々成長よ。」といった感じで人生についてアドバイスもしてくれます。「今度私とデートしてくれない?」といったボケもかましてくれますが。
しかしそんな楽しい生活を送るのものの、やはり冬ノ介がいなくて寂しい夏太郎。
でもその寂しさをこらえ、夏太郎は日々学びます。「冬ノ介、この星は面白いな。毎日いろんな発見がある。」
夏太郎がそうやって日々を過ごしている間に、季節は春になりました。
夏太郎は、冬ノ介が桜を大好きだったことを思い出します。
そんな事を考えていると、冬ノ介に似た猫が目の前を通り過ぎます。
夏太郎は、もしやと思いますが、猫は冬ノ介ではありませんでした。
しかし、夏太郎は気づきます。やっぱり冬ノ介は地球に帰ってきたことを。
冬ノ介は小太りの男性に変身して桜の写真を撮っていました。
夏太郎は「冬ノ介なんだろ。何してんだよ、こんなところで。」と小太りの男性に語りかけます。
そうすると冬ノ介は正体を表します。「…バレたか。」
夏太郎は「ああバレバレだった。兄弟なめんな。」と返します。
冬ノ介は「いや~新天地、ちょー暇でさー、戻ってきちゃった。猫にしかなれなくなっていた体も、母星の科学力で人間の姿に戻れる状態に回復したんだ。」
と事情を説明します。
「おかえり、冬ノ介。」
「ただいま、兄ちゃん。」
二人の新しい日々が始まるのでした。
Sponsored Links
トーキョーエイリアンブラザーズ3巻(後半)の感想
シンプルでいて爽やかな終わりでした。
どうしても素直になれない冬ノ介が最後に、今まで見せたことのない心の底からの笑顔になったのがとても良かったです。
夏太郎も冬ノ介も、たった3巻で本当に成長してくれました。
エイリアン襲来と言うと、バトル物やシリアス系をイメージしてしまいますがこういうのんびりしたお話もたまにはいいですね。
ドラマでは、どれだけ漫画を忠実に再現するのか、あるいは逆に実写ならではの面白さが表現されるのか、今から楽しみです。
トーキョーエイリアンブラザーズの記事(ドラマ・漫画)一覧はこちら