「お米とおっぱい」は、「カメラを止めるな!」で有名な上田慎一郎監督が2011年に手がけた映画です。
私はU-NEXTという動画配信サービスに登録しているのですが、U-NEXTで「カメラを止めるな!」と同時に配信開始されていたのが気になって見てみました。
内容としては、「5人の男性が『お米とおっぱいどちらかをこの世から消さなければいけない場合、どちらを残すか?』について議論し、全員が一致するまで部屋から出られない。」というものです。
突拍子もない設定で興味を惹かれますよね。
映画の長さは102分ほどですが、最初から最後までこのおかしな議題について5人で話し合う映画となっています。
年代や性格の違う男性が、時には衝突したり、時には意気投合したり、して最後に至った結論とは…。
この記事では、お米とおっぱいのあらすじ・ネタバレ・感想についてご紹介していきます。
動画を無料で視聴する方法も簡単にご紹介しているので、是非参考にして下さい。
「お米とおっぱい」の作品情報
- 公開日:2011年
- 監督:上田慎一郎
- 撮影:池浦新悟 松井宏樹 照明:西ケ谷弘樹
- 録音:門倉敦
- メイク:木津陽子
- 美術:荒木由依
- 助監督:大野力
- 制作:関鉄平 佐藤亮介 江坂裕太
- 製作:PANPOKOPINA(パンポコピーナ)
出演:
- 高木公佑(メガネのオタクっぽい青年)
- 鐘築建二(白髪のおじさん)
- 大塩武(議長のおじさん)
- 山口友和(メガネのイケメン)
- 中村だいぞう(チャラ男)
この映画では、上記の年齢も性格も違う5人の男性が、「お米とおっぱい、どちらかが亡くなるとしたらどちらを残すか」という議題について徹底的に議論します。
映画冒頭では、5人から「なんでこんなアホらしいことを…。」という雰囲気が漂います。
しかし10分も立たない内に、メガネのオタクっぽい青年がおっぱいの素晴らしさについて語り始め、一気に混沌とした状態になっていきます。
映画冒頭の登場人物の立ち位置としては、だいたい以下のような感じでした。
- メガネのオタクっぽい青年:おっぱい派
- 白髪のおじさん:お米派
- 議長のおじさん:中立派
- メガネのイケメン:お米派
- チャラ男:中立派
オタクっぽい青年がいなければすぐに、「残すのはお米」で決着がついていたのですが、彼が徹底的に抵抗します。
オタク君は最初は劣勢ですが、調子のいいチャラ男がおっぱい派になったりして議論が白熱していきます。
白髪のおじさんとイケメンは、理性的にそして徹底的にオタクくんを否定します。
しかし、オタク君は泣きながらおっぱいの素晴らしさを説き続けるのです。
それでは、もう少し詳しくネタバレしていきたいと思います。
「お米とおっぱい」のあらすじネタバレ
どこかの空き室に集められた5人の男性。
5人は、「お米とおっぱい、どちらかが亡くなるとしたらどちらを残すか」という議題について話し合い、全員一致するまで帰れません。
しかし、別に拉致されているとかそういうわけではありません。
議論が始まった直後、オタク君は「この議論に参加していただければ、10万円差し上げます。」という紙を読んでいました。
しかし招集された目的などは謎です。
議長のおじさんが、主催者の1人であるようなのですが、、、
5人が招集された目的などは、映画の最後に明らかにされます。
議論が集まってから少しの間は、みんな穏やかで「さっさと終わらせようぜ。」という穏やかな雰囲気でした。
しかし最初は黙っていたオタク君が、いちいち細かいことに口を挟み、雲行きが怪しくなっていきます。
例えば、自分の意見を言った白髪のおじさんに「まだ議論は始まっていません。先に決を取るのが先です。」と申し立てたり。
そんな険悪な雰囲気を、チャラ男がなだめすかしてます。
チャラ男は、物語の最初から最後までメンバーの衝突を抑えようとしていて、好感が持てましたね。調子が良すぎるだけかもしれませんが、、、
なんやかんやありつつも、最初の決が取られます。
結果は、お米が4票、おっぱいが1票。
おっぱい派は、オタクくんです。
オタク君は、「お米の代わりにパンを食べればいいじゃないですか。」と説明します。
しかし白髪のおじさんはもうブチ切れ状態。「日本人は米を食って働くんだよ!!」
そんな衝突をよそに、イケメンが理性的にお米を残すべきであることを語ります。「日本の飲食店は、お米を使っているところが圧倒的に多い。もし米がなくなったら、外食産業は終わります。」
オタク君は苦し紛れに抵抗しますが、お米派の4人は揺らぎません。
そんな劣勢の時に、オタクくんの目にグラビアイドルが表紙の週刊雑誌が止まります。
オタク君は、その週刊雑誌を使い、アイドル好きのチャラ男をおっぱい派に引き込みます。
そして力強く語ります。「ほとんどの男は、大きなオッパイが好きなんです。」
しかしイケメンは対抗します。「おっぱいは青少年に有害だ。学力を下げてしまうかもしれない。」
白髪のおじさんも、オタクくんを糾弾します。「お前は、自分の息子に『ミニスカポリスを見ろ。』と勧められるのか?」
とまあ、こんな感じでお米派とおっぱい派が衝突するのですが、言葉の端々から5人の職業などが明らかになっていきます。
オタク君が画家だったり、チャラ男が英語の通訳だったり、白髪のおじさんが自営業の社長だったり、議長のおじさんが心理学の先生だったり。
イケメンに関しては職業は明らかになりませんでしたが、最後の方は衝撃的な行動をします。ていうか、予告編の動画でも映っていますね。
オタク君はこの後も、徹底的におっぱいの尊さを語り続けるのですが、白髪のおじさんやイケメンはブチ切れて途中で退出していってしまいます。
そして白髪のおじさんの私生活の真相が明らかになったりして、どんどんシリアスな展開になっていきます。
しかし最終的には、2人共思い直して部屋に戻ってきました。
そして再度集結した5人は、その後も檄を飛ばし合いながらも、最終的に一つの結論にまとまるのでした。
「お米とおっぱい」の感想
正直な感想を言うと、、、つまらなかったです!つまらなくて、飛ばしながら見てしまいました、、、
オタク君がひたすらおっぱい派として抵抗するのですが、白髪のおじさんやイケメンだけでなく、多くの視聴者がイライラしたことでしょう。
最終的にまとまった結論もありがちすぎて、小学生でも予想できるようなオチです。
最後に議長のおじさんが語る「この議論の目的」もボヤーッとしたものでなんだかなあという感じでした。
この映画は、上田監督が初期に制作した映画なので、面白くないのは仕方がないかもしれませんね。
実際この後に、「カメラを止めるな!」を見てみましたが、そっちは最後までかじりつきで見てしまい、視聴後も非常にハッピーな気分になれました。
私は、両方の映画をU-NEXTで見ましたが、どちらかを見るなら絶対に「カメラを止めるな!」を見ることをおすすめします。
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両作品とも視聴に540ポイント必要なのですが、無料登録でも600ポイント貰えるので、片方なら無料で見ることが出来ます。
「今更だけど、『カメラを止めるな!』を見たい!」という方は、ぜひ無料で見て下さいね。
くれぐれも「お米とおっぱい」は見ないことをおすすめします。。。
まとめ
「お米とおっぱい」のあらすじ・ネタバレ・感想や、動画を無料で見る方法をご紹介しました。
つまらなかったというのが正直な感想ではありますが、「カメラを止めるな!」を見比べてみると、上田監督の大成長を感じることが出来ました。
最初から面白い作品を作れる人なんていませんよね。
上田監督の成長を目の当たりに出来たという意味では、見てよかったと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。